12 3月 Photoshopで簡単モックアップの作り方

先日instagramに掲載したこちらの写真、実際に撮影したものではなく、実はモックアップという型を使って合成した写真です。

モックアップを使えば簡単にはめ込み合成写真が作れるため、少ない手間でキレイに見せられる画像を作ることができます。
私もデザイン作成時によく使用しています^^
無料のフリー素材や有料で購入できる素材もありますが、今回は自分の好きな写真を使ってこのモックアップを自作する方法を解説します。
Photoshopでモックアップを作る方法
①素材を準備
元の素材写真はこちら。


基本は
①ベースにしたい写真
②合成したい写真
の2点を準備します。
ブログやSNSに使う写真なら、私はUnsplashというサイトがクオリティが高くて好みの写真が多いのでよく使います。本の写真はiPhoneで撮影。
②ベース写真をPhotoshopで開く
写真編集の大前提は、いつでも元の状態に戻せるように加工すること。最初に背景レイヤーをコピーしておくと無難です。
①で準備したベース写真をPhotoshopで開きます。今回はinstagram用の画像なので正方形にトリミング。
⌘(WinはCtrl)+option+Iで画像解像度ウインドウ⇨縦横1000pxの72dpiにしておきます。印刷用なら300〜350dpi、必要な実寸サイズに。
不要なオブジェクトは削除しておきましょう。

③スマートオブジェクトを作成
このノートを本の画像に変更するために、ノートの範囲にスマートオブジェクトを作成します。
W(クイック選択ツール)でノートを選択、⌘C(コピー)⇨⌘V(ペースト)。
⌘R(定規)で定規を表示させたら、ガイドに沿ってノートの画像をまっすぐにします。

まっすぐにしたノートのサイズにU(長方形ツール)で長方形のシェイプを作成。

長方形のシェイプレイヤーを選択したまま、レイヤー⇨スマートオブジェクト⇨スマートオブジェクトに変換。

これで長方形がスマートオブジェクトになりました。ノートの角度に合わせて傾けておきます。
④スマートオブジェクトを使って合成
作ったスマートオブジェクトのサムネイルをダブルクリック。別タブでスマートオブジェクトの編集画面に移動します。

合成したい写真をPhotoshopで開き、貼り付けたい範囲を選択⇨スマートオブジェクト上にコピペ。

⌘Sで上書き保存すると…

元データの黄色い四角が本の写真に変わりました!斜めの角度を揃えなくても良いのでらくちん。
⑤あと少しクオリティをあげる仕上げ
このままだと本に立体感がなく、不自然なので影を足します。作った本のレイヤーをコピペ。影レイヤーとします。
フィルター⇨ぼかし⇨ぼかし(ガウス)で被写体に合うようぼかします。

影レイヤーの描画モードを乗算に変更。写真の光源に合わせて影の位置を微調整。

あとはちょちょっと好みのデザインを足して完成!

まとめ
スマートオブジェクトの形を帰ればどんな複雑な形にでも応用が可能ですし、あとからレタッチすることも可能。ワープを使って歪ませることもできます。
平面に画像を入れるだけで、写真のレタッチもないんだったらもっと簡単なこちらの方法もおすすめです。
▶︎PhotoshopのVanishing Pointを使ったモックアップの作り方
instagramの投稿用にデザインを加えたのがこちら。

作ったスマートオブジェクトは傾けたり、ワープで変形したりできます。今回のようなまっすぐな四角以外にも、曲面のあるパッケージや傾いたスマホ画面なんかも作れます。デザイン資料にプラスして使用方法を伝える資料にしたり、完成形をイメージするために使ったり。
フリー素材に良い感じのモックアップがないなーというときは自作してしまうのも手。簡単に作れるのでぜひ試してみてくださいね。
Maiine worksのinstagramはこちら。写真にある本の読書ノートや日々気づいたことなどを投稿しています。よかったらフォローよろしくお願いいたします^^
今回ご紹介した写真サイト、Unsplashはこちら。