2020年12月と大岩オスカール、今年のふりかえり

毎月の振り返り。

制作実績が私の制作物の紹介なので、ここでは私の中身について紹介しようと思います。見たもの、聴いたもの、読んだものがデザインにも現れると思っているので、お客様にもそういう部分が見えた方が良いんじゃないかと思い書いています(というのは建前で、自分の好きなものについて思いっきり書きたいだけ)。よろしければお付き合いください。

今月の素敵なものの話

毎年美術館のためにどこかしらへ旅行するのですが今年は行けず。なので本棚から図録を引っ張り出してきて眺めておりました。これは金沢21世紀美術館で見た「大岩オスカール 光を探す旅」展の図録。

大岩オスカール展の図録の写真

名称に「光」とあるように、緑が輝く表紙が印象的。本を開くと光が溢れてこぼれてくるような気配がします。作者が実際に暮らした都市がモチーフに多いですが、そこで暮らし、肌身で感じた土地の雰囲気が伝わってくるようです。

何度も仕事で中国へ行ったことがあるからか、中国の街の衰退と繁栄をモチーフとした「未来からの街」「過去からの街」が特に印象に残っています。現地の、外資系企業がひしめき外国人が多く訪れる都心部でもなく、観光地でもない、現地の人たちが実際に生活している街のことを思い出します。外資系チェーン店が立ち並びきれいに整理され賑わう大通りも、一本道を入れば瓦礫の山か工事跡かと思うような建物が並びそこで生活する人たち。政治に関することは一切口にしない人たち。一度だけ、日本人と通訳の台湾人しかいない場所で取引先の中国人が「親戚がある日突然消えた」と話してくれたことがあったけど、あの人今でも元気かな、とか。絵を見てそんなことを思い出しました。

大岩オスカール展の図録の写真
倒れた骸骨のような「過去からの街」

お仕事の話

2020年はそれなりにお仕事が減ったりもしましたが、何かあると誰かがどこからかお声がけしてくださって、何とかかんとか1年終えることができました。お世話になっている皆様本当にありがとうございます。所属している制作ギルドQriousにて行われているTEAM A’sのデザイン勉強会も一旦年内で終了。修了制作ができたらポートフォリオにもアップします。

フリーランスになって1年と少し、自分ができることって何やろなとじっと考えることが増えました。まだまだあっちへ行きこっちへ行き、と船の舵取りにはおぼつかないところしかありませんが、少しずつ道筋が見えてきたような気がします。気がするだけかも。

来年は見つけた道筋を実際に歩いてみて、光の見える方へ向かって前へ進む年にしたいなと思います。2021年もよろしくお願いいたします。

それでは。