2020年3月と宇野亜喜良、魔女修行

毎月の振り返り。

制作実績が私の制作物の紹介なので、ここでは私の中身について紹介しようと思います。見たもの、聴いたもの、読んだものがデザインにも現れると思っているので、お客様にもそういう部分が見えた方が良いんじゃないかと思い書いています(というのは建前で、自分の好きなものについて思いっきり書きたいだけ)。よろしければお付き合いください。

今月の素敵なものの話

これは10年前に行った刈谷市美術館の宇野亜喜良展の図録。

宇野亜喜良展図録の表紙
黒っぽいネイビーのベロアにエンボス加工

分厚い、フルカラー、ベロアの表紙の重厚感がすごい。あと重い。一見シンプルですが、暗い色にロゴが浮き上がるしっとりしたデザインが作品の特徴を引き立てていると感じます。

私の世代だと絵本や挿絵のイメージが強いですが、60年代のポスターがなんて挑戦的すぎて「大丈夫かいな」と心配になるくらい素敵。エロティックでグロテスクで、当時のワンピースの柄みたいにサイケデリックな感じもあって(60-70年代のミニワンピの柄はなかなかド派手…)。「星の王子様」とか、「毛皮のマリー」とか、企業広告が入るような場合でも宇野亜喜良らしいエロ・グロが大放出。当時はそういう表現も公で受け入れられていたのか宇野亜喜良だからなのか、ポスターが飾られていた背景も気になってしまいます(もしかしたら小劇場のアングラ演劇だったからかもしれませんが。その辺詳しくない)。

ポスターは街に貼り出したそばから誰かが剥がして持っていってしまうことがしばしばだったらしい。かっこいいもんな…。こんなかっこいいポスターが貼ってある街中の風景、良いな。

真っ白の紙にデザインを印刷したらその紙が「かっこいい紙」に変身するのって、デザインは魔法みたいだなと思います。デザイナーは魔法使い。私はまだまだ魔法の修行中…って書くと魔女にでもなった気分。

本の中身は著作権の関係上載せられませんが、一部の作品やグッズがこちらから見られます。素敵なのでぜひ。

お仕事の話

今月は取り掛かっていたWebサイトが一旦ペンディングに。公開の予定ではありますが、新型コロナの影響をじりじりと少しずつ感じるようになってきました。

できることをまっすぐこつこつ、と言い聞かせて魔女修行頑張ります。

ご相談はお気軽にどうぞ。

それでは。